国土交通省の検討会で、被害者支援の充実と事故防止に向けた意見等を伝えました(2029.9.29)│松永拓也が函館で「交通事故と被害者支援 ~ひとりじゃない~」と題して講演しました(2026.10.3)

2026年10月01日

「犯罪被害者等支援におけるソーシャルワークを考える」全国大会プレ企画に登壇しました(2026.9.25)

9月25日、石川県金沢市で開催された「日本精神保健福祉士協会 第61回全国大会・第25回学術集会」のプレ企画7「犯罪被害者等支援におけるソーシャルワークを考える」に、あいの会副代表理事の松永拓也が登壇しました。

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この企画は、犯罪被害に遭うことで生じるさまざまな生活上の困難について、ソーシャルワークの視点からどのような支援ができるのかを考えるものです。

当日は、松永による講演のほか、犯罪被害者支援に携わる専門家や行政関係者の皆様による発表、パネルディスカッションが行われました。

松永からは、「届く支援と途切れない支援」をテーマに、自身の被害後の経験を踏まえてお話ししました。

犯罪被害に遭った直後は、深い悲しみや混乱の中にありながら、警察、病院、葬儀、行政、仕事など、日常では経験しない多くのことに次々と対応しなければなりません。

そのような状況では、普段であればできていた判断や説明が難しくなり、自分自身で支援制度を調べ、内容を理解し、必要な窓口にたどり着くこと自体が大きな負担となります。

制度が「ある」ことと、必要としている人に実際に支援が「届く」ことは、必ずしも同じではありません。

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必要な人に、必要なタイミングでどう支援を届けるのか。
そして、一度つながった支援をどのように途切れさせず、
その後の生活の再建につなげていくのか。

そうした観点から、専門職や支援機関への具体的な橋渡し、行政におけるワンストップの支援、生活面や経済面への支援、犯罪被害に伴うインターネット上の誹謗中傷への対応などについてお話ししました。

また、一人の支援者がすべてを抱え込むのではなく、被害者本人の意向を尊重しながら、その人に必要な専門職や支援機関へつないでいくことの大切さについてもお伝えしました。

後半のパネルディスカッションでは、行政、支援実務、研究・教育など、それぞれの立場から犯罪被害者支援についてお話を伺いました。

松永自身、被害当事者として「こういうことに困った」「こういう支援があれば助かった」という経験をお伝えすることはできますが、それらが専門的な知見によってどのように整理され、支援の仕組みとして社会に実装されようとしているのかについて、改めて学ぶ貴重な機会となりました。

特に印象に残ったのは、被害者のさまざまな困りごとや支援ニーズをコーディネーターに集約し、複数の機関が連携して支えていく仕組みが全国で進められていることです。

被害者自身が一つひとつ支援先を探し、そのたびに被害について一から説明するのではなく、必要な機関が連携しながら支援につないでいく。

そうした仕組みが少しずつ前進していることを知り、松永も、犯罪被害者支援が日進月歩で進んでいることを大変ありがたく感じたと話しました。

また、「トラウマインフォームドケア」という考え方についてのお話も、大変印象に残るものでした。

被害後に起こる心身の変化や、一見すると周囲には理解されにくい反応について、その人に「何が起きているのか」という背景に目を向け、トラウマの影響を理解した上で関わっていくという考え方です。

松永も話を聞きながら、被害後の自身の状態と重なる部分を感じていました。

こうした知識や視点が支援に携わる方々の間にさらに広がっていくことが、被害を受けた方への二次被害を防ぎ、より適切な支援につながっていくのだと改めて感じました。

そして今回、何より心強く感じたのは、多くのソーシャルワーカーの皆様が犯罪被害者支援について真剣に学び、考えてくださっていたことです。

松永自身も事故後、さまざまな方々から支援を受けてきました。

そうした支援がなければ、現在のように仕事を続けながら、あいの会の活動や講演などを行うことはできていなかったかもしれません。

日々、犯罪被害者やそのご家族・ご遺族の支援に携わってくださっている皆様、そして今回の企画をきっかけに、今後犯罪被害者支援にも関わっていこうと考えてくださったソーシャルワーカーの皆様に、改めて心から感謝申し上げます。

支援を必要としていても、自ら「助けてほしい」と声を上げることができない方や、自分にどのような支援が必要なのかさえ整理できない方もいます。

だからこそ、「相談が来るのを待つ」だけではなく、必要な人にどう支援を届けるのか。
どのように必要な場所へつなぎ、その支援を途切れさせないのか。

今回の企画を通じて、その重要性を改めて学ぶ機会となりました。

今回いただいた多くの学びを、今後のあいの会の活動や犯罪被害者支援の取り組みにも活かしてまいります。

このような貴重な機会を設けてくださった大塚先生をはじめ、ご一緒いただいた登壇者の皆様、大会関係者の皆様、そしてご参加くださった皆様に、心より御礼申し上げます。

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i_nokai0708 at 20:37│Comments(0)

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